52,53ページ 完結編 創生期の太陽系

 この絵も、赤や黄色、黒のガスが渦巻くカオスな状態を描いている一枚です。この絵の魅力は混じり合う絵の具のタッチにあると思います。しかも、001-053を見ていただければ判るとおり一旦描いた惑星を消してbookとして描き直しているところがまた、驚かされるのです。実際に映像で確認しますと、惑星が微妙な速度で移動しているのです。
 当初の打ち合わせとは違い、実際にあがったラッシュを見たら、動かせないかな?という要望を受けたような気がします(最初から惑星が移動するように指示されていたら、1枚の中に描き込むことはなかったですよね?)
 「さらば~」の冒頭で描かれている太陽系の惑星も微妙な速度で移動していましたね(早送りでみるとわかりますよ)。
 なお、この背景画は、一旦イメージボードが描かれた後に本番用となりました。機会があればイメージボードもお見せできるでしょう。