NISHIZAKI Sound LEGACYへ向けての序章

画像

 西﨑義展氏から遺贈された大いなる遺産(=LEGACY)。
この無数の製作資料の中に、様々なドラマがある。そのドラマは、ありとあらゆる形で今も息づいている。
そんなLEGACYから学ぶことは数知れず―

 当OFFICE LEGACYではこれまで、宇宙戦艦ヤマト・ビジュアルブック『Proud of YAMATO』や、『Proud of YAMATO CALENDAR 2013』の制作及び販売をはじめ、続編となる『Proud of YAMATO Visual BOOK BL』の制作(諸般の事情により、販売に至っていません)、更には日本コロムビア『YAMATO SOUND ALMANAC』シリーズ、2019年に上映された『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち 4Kデジタルリマスター』への協力等多岐に亘って、LEGACYから少しでも多くの想いで皆さんへお届けしてきました。

 しかしながら、まだ日の目を浴びぬLEGACYが無数に存在します。
そこでこの度、西﨑義展氏が拘った音(=SOUND)に視点を当て、氏が大切にされていたもの。想いや拘り、そしてそれはどういったものだったのか?を少しでも感じて頂きたく、“NISHIZAKI Sound LEGACY”と題しまして、来年(2023年)より順次、不定期連載ではありますが皆さんへ公開していきたいと思います。
今回の企画に際し、開設10周年を迎えた「ヤマト音楽集」様とコラボレーションし、協力をいただきまして、皆さんへよりよい形でお届けしていく予定です。

 実のところ関係者のご協力をいただき、約10年の年月を経て音に関する全容を把握し、整理・リストが完成しました。満を持して、“NISHIZAKI Sound LEGACY”としてようやく皆さんに公開できるというわけです。

OFFICE LEGACY TAPE SHEET

 このLEGACYが少しでも多く活用され、皆さんへ公開できることを今は願うばかりです。
来年(2023年)からの連載“NISHIZAKI Sound LEGACY”をどうぞお楽しみに!

まさか、地球人が?

まさか、2202の第3章で、地球人類とかガミラス人とか知的生命体が、宇宙にとっては不必要なものだから抹殺するのが「愛だ」なんていわないでしょうね。
この愛は宇宙を滅ぼす なんてね!

第三章「純愛篇」では、宇宙戦艦ヤマトがガトランティス増援艦隊に追われて立ち寄った、惑星シュトラバーゼを舞台に物語が展開される。仕掛けられた2つの罠がヤマトを襲う混乱のさなかで、主人公・古代進は、アケーリアス文明の遺跡でガトランティスの意志を体現する、絶対的な「愛」を説く男と対峙し、恐るべき選択を迫られる。