西﨑義展氏を偲ぶ会2020

西﨑義展氏がこの世を去って10年の月日が経とうとしています。

これは宇宙戦艦ヤマトが誕生してから完結編に至るまでの月日と同じです。
その間、第一作目TV、劇場版、さらば宇宙戦艦ヤマト~愛の戦士たち~、宇宙戦艦ヤマト2、宇宙戦艦ヤマト2総集編、宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち、ヤマトよ永遠に、宇宙戦艦ヤマトⅢ、宇宙戦艦ヤマトⅢ総集編、そして完結編へと作られました。

しかし、この10年間は、かろうじて2199,2202が公開され、2205の製作も予告されているもののさらなる起爆剤とはなり得ませんでした。
ヤマトは終わったんだと見る向きもあります。
本当でしょうか?
時代が違うといってしまえばそれで終わることでしょうか?
私は、この10年間の基本的な部分として最大の失敗は、旧作と呼ばれる1974年から1983年にかけて製作された作品群を蔑ろにしてきたことの結果だと考えています。

例えば、よく宇宙戦艦ヤマトと対比される機動戦士ガンダムですが、新作を発表しつつ、ベースとなった第1作目のテレビ版、映画三部作を衛星放送、ネット動画等で見ない日はありません。大切にしています。新しいファンに向かって何に憚ることなく公開しています!

なぜ、宇宙戦艦ヤマトではそれがないのでしょうか?

西﨑義展氏が旅立たれてから10年。
宇宙戦艦ヤマトは、ファンの物だと言っていた西﨑義展氏を追悼し、ファンが自らの意思で立ち上がり西﨑義展氏が作り上げた宇宙戦艦ヤマトという作品を継承していかなくてはならないのではないでしょうか?

その為の意思表明。

西﨑義展氏を偲ぶ会2020。