『追憶』 ~僕の見た人間「西﨑義展」~

追憶
~僕が見た人間『西崎義展』~

Intoroduction

今回の「追憶」は、私の回想形式で書いていこうと思う。
それゆえ、時間軸は飛び飛びで配慮なく前後する。
トピックスの変わり目で心を入れ替えて、もとい、心を切り替えてお読みいただければと思う。なぜこのようなスタイルを取らせていただくかといえば、この回想が、西崎氏の最期を記すためのものではないからである。最後のページに悲しい結末が書かれていては、悲しい思い出しか残らない本になってしまう。
西崎氏は、母親の命日に、私に向かって「キリスト教は、最期は天国にいけるから、明るくて構わないんだ」と言っていた。
だから、明るく終われるよう書いていければと思う。
なお、私の記憶を頼りに書いているので事実と食い違う部分もあるかと思うが、その場合は正確に記憶している方の内容が正しいので、そちらを優先してほしい。
本書を執筆するにあたり、ご自身の大切な時間を費やしして協力してくださった方々に深く感謝する。