宇宙戦艦ヤマト2199の続編 発見さる

余り評判の芳しくなかった「宇宙戦艦ヤマト2199」の続編ができるという。もう、リメイクだかリブートだかわからないが、原作(1974年に製作された宇宙戦艦ヤマト)の世界観を蹂躙するのは勘弁して欲しいと思う。
2199で再認識したのは、宮川音楽の素晴らしさとCGを使うと映像が綺麗になるという2点だけだ。
西﨑義展氏は、宇宙戦艦ヤマトは、ドラマ、音楽、映像の3つがひとつになって成功した作品だと言っていたが、正直2199のストーリーは破綻していた。だから、スターウォーズやガンダムの新作をみるにつけ「宇宙戦艦ヤマトは過去の遺物だ」と言われてしまうのである。
2199を見ていて感じるのは、宇宙戦艦ヤマトのコンセプトが今の空気感とマッチしないのではなく、物語を作るセンスのなさが「宇宙戦艦ヤマト」自体を過去の古くさい世界へと引きずり込んでしまっているのだ。
スターウォーズも宇宙戦艦ヤマトもほぼ同世代で、同じ枠で語られていた。
なぜ、今、同じ土俵で戦えないのか、よく考えて欲しい。

作品を見て感じるモノは人それぞれだと思う。2199を愛する人もいるだろう。
だが、私には「なぜ、こんなにいい素材があるのに……」と思ってしまうのである。

やはり、「銀河鉄道999」「宇宙戦艦ヤマト」などのSF漫画、アニメーション映画で、現在に続くクールジャパンの基礎をつくった松本零士氏をおいて救える人はいないと考える。

思い出した

YAMATO SOUND ALMANAC 1974-1983「YAMATO MUSIC ADDENDUM」の1枚目を聞いていて思い出したことがあります。
音響監督の田代氏と話しをしていた時に、宇宙戦艦ヤマトのBGMとして有名な川島和子さんのスキャット、いわゆる「無限に広がる大宇宙」という曲は、「メロディーラインはユニゾンにしてくれ」と発注したんだと言っておられました。
ちょっと記憶が曖昧ですが女性ボーカルと弦楽器のユニゾンだったかなぁ。(前にも書かなかったかなぁ)

田代氏は、復活篇で唯一西﨑監督に意見を言えた方で、戦闘シーンの音楽について熱心に説いておられたのも記憶に残っています。
「戦闘シーンは、こんないい方をすると不謹慎だけど、もうすこしワクワクするような曲を付けないとダメじゃ無いか」というようなことを仰っておりました。一言私から付け加えることがあるとしたら、そういう音楽を付けるような方向性を企画書に書いていたのは、当の西﨑義展氏だったと思います。

本物のカットモデル発見!

ヤマト全盛期の頃に作られた、宇宙戦艦ヤマトのカットモデルは2隻(3隻?)ありますが、本物は1隻しか残っていないようです。カットモデルに関しては、こちらが本物だと思います。当時を知るファンが艦橋を見れば、展示してあるモノが本物だとわかるはずです。色も違いますしね。なんで今まで気が付かなかったんだろうと反省しています。

やはり松本零士氏は、大切に保管されていたのだなと、今更ながら気が付きました。今年の夏には、本物を見に行こうと考えています。

 

2199について聞いてみた

今日、2199を見たという友人と話をした。妙に盛り上がった。

私は、2199をあまり見ていないことは以前にも書いたとおり。全体の1/3程度の話数しか見ていないと思う。どうも、真顔でみていられないのである。全体を見渡さず、枝葉末節ばかりに目がいき、変なところを作り込んでいるような気がしてならないのだ。

ヤフオクの便利な機能に「アラート」というものがある。『宇宙戦艦ヤマト』というキーワードを設定しておくと、キーワードを含んだ商品が出品されると提示にまとめてリスト化して送ってきてくれる。その中に妙な絵はがきのようなものが混ざってくる。いわゆる「萌えキャラ」のようなキャラクターだ。なぜ宇宙戦艦ヤマトに萌えキャラ(死語?)を登場させたかは知らないが、そんなキャラクターをヤマトファンが欲しがっていると思ったのだろうか?まさか、萌えキャラ(死語!)で新規顧客を取り込もうなんて感がえるほどスタッフも浅はかではないと思うが、見るに堪えない。漏れ伝わったところによると某偉大な漫画家でありアニメーターである方も不思議がっていた、というよりお怒りだったと聞く。カラオケ大会を彷彿とさせるOPの全員斉唱は意味がわからない。ひとつの楽曲として主題歌を大切にしていないように思う。

昭和49~50年当時、ヤマトは諸事情で打ち切りが決まり予定話数が減っていったし、宇宙のことだってわからないことがいっぱいだったから、どうしても全体としてみれば不都合な部分があるのは致し方ない。とやかくいうよりも、普通にヤマトをリメイクして欲しかった。多少の味付けはしても、毀誉褒貶(きよほうへん)相半ばした状態にならないようにして欲しかった。スターシャが波動砲を認めないのは意味がわからない。旧作では「自分たちのチカラできてください」と言っていたのは何だったのだろうか。西遊記において、天竺への取経を目指し、苦難を乗り越え結果として受け取ったものには、それなりの意味があった。その過程に問題があったからといって経典を授かれなかったかといえばそうではない。

2199の続編もあると聞く。地球人類は、波動砲エンジンが作れないからアンドロメダなどの新造戦艦は初めから弱小戦艦として登場するということだろうか?映画「さらば宇宙戦艦ヤマト~愛の戦士たち~」では、ヤマトを凌ぐ新造戦艦アンドロメダが白色彗星と対峙し、敗れ去ってしまうことで敵側のスケールの大きさが表現されていた。2199においてもガトランティス帝国よりガミラスの方が強大であるような描き方をしていたのも気になる。弱い敵を倒しても、それは単なる弱いモノいじめに過ぎない。

もう、あかーん。2199見るしかない。私と一緒に2199をみてくれる人は、(強く)こちらをクリック!

西崎義展氏の誕生日とスターウオーズ

スターウオーズの映像が今年の中頃に公開され話題となった。そしていよいよの公開である。世界的に大人気である。その人気に誰も異論はないと思う。アメリカでは劇場公開日には会社を休んでも構わないといわれるくらいの社会現象である。

振り返って私たちの宇宙戦艦ヤマトである。劇場版最終作となった復活篇以来、大した話題もない。ましてや40周年記念という大切な節目でも何もなかった。

なぜ、スターウオーズは公開から40年近く経っているのに人気があるのに、SFブームの火付け役となった宇宙戦艦ヤマトは、地味に沈黙しているのだろうか?残念でならない。

宇宙戦艦ヤマトには常に話題を作り出す仕掛けがあった。フェリーにファンを乗せてクルーズを楽しんだり、ファッション業界で活躍するデザイナーを起用したり、沢田研二にエンディング曲を歌ってもらったり等々。

今は微塵も見当たらない。

宇宙戦艦ヤマトには話題を生み出す力がなくなったのだろか?

かなり残念な西崎氏の本、発見さる

「宇宙戦艦ヤマトをつくった男 西崎義展」という書籍が出版されてからはや1ヶ月。

かなり残念な内容でした。

ショックでした。

なぜなら、私のインタビューがほとんど省略されているからです。私は、もっとしゃべりました。語りました。説明しました。だのに活字になったのは、あまり熱く語らなかったところです。私が語った部分を全て収録すれば、90%は私の言葉で埋もれていたはずです。残念です。もっと人間らしい部分を語ったのに、活かされませんでした。本当に残念です。そこで、11月7日に著作者の方に提案をしようと思っています。第2弾を出して欲しいと。ここからは、「さらば」と「2」の関係のような本になると思います。あらゆる可能性を持って創りだされる続編のように続けて出版して欲しいと思っています。毎年、夏がくると宇宙戦艦ヤマトが上映されたように、です。

そして西崎氏は、9(かぶ)を愛した方でもありました。

何故か、この書籍は、年号の2つの数字を足すと9になる、そして全てが9になる=平成27年9月9日に発売されました。(これは意図したことではなく出版社側の都合だったといいます)

さらに言うなれば、宇宙戦艦ヤマト復活篇は、2009年、つまり平成21年12月12日公開で、全ての数字を足すと、3+3+3で9になるというのも偶然ではないと思われます。

もっとびっくりなのが、私の生年月日ですが、昭和と月と日を全て足して2で割ると9になるということも偶然ではないでしょう。

11月7日(土曜日) オフ会開催決定!

昭和49年10月6日に宇宙戦艦ヤマトが放映されて今年で41年目。早いですね。たいした40周年企画も無いまま終わってしまった宇宙戦艦ヤマトですが、41という数字はシッピンで西﨑義展氏が愛した数字のひとつでもありますから、ここで盛大にオフ会を開こうかと思います。幻の資料なんかもお持ちします。

詳細が決まり次第、このブログから報告させていただきます。恐らく、いくつかあるファンクラブとの合同開催となると思われます。協賛していただけるファンクラブ関係者の方は、私宛にメールをお願い致します。オフィシャルがしら~っとしているので、ここはファンのチカラで盛り上げましょう!旧作を!(一部不適切な発言があると思われる方はこちらをかなり強くクリックしてださい。クリックカウンターを設置していて、このカウンターは新型iPhoneと同じ筆圧感知式ですからMAXを示さないとリンクへジャンプしません)

名作である第1作の24話

やはり夏といえばヤマトです。蝉の声と扇風機の風に煽られて見るヤマトは、もはや私の中の当然の行為です。これ以上の視聴環境はないといっても過言ではないでしょう。

以前、YAMATO2520を中国資本で展開したいというお話をいただきました。近年のハリウッド映画は中国資本なしでは成り立たなくなっている現状があれば納得いく話しです。とある方にこの話しをつないだところ「中国がヤマトをやるはずはないだろう!」とけんもほろろに返されました。今回の話しを持ってきた人は、日本と中国が険悪な環境であるのは政治レベルであり市民レベルでは友好的であり、戦後70年も経った今では、子供達は日本と戦争をしていたことも知らずヤマトを見ていると話していました。

平成の日本においても8月が近づくと終戦特集という形で第2次大戦の映像や遺族の方々、戦地に赴かれた方々の証言を伝えていますが、かく言う私も戦争は映像で見るだけで体験などしていませんし、アメリカの文化を全面的に受け入れています。

参考→中国版(左上にぼかしがかかっているところを見るとテレビ局のロゴが入っていたように思えます。日本だと右上にTV曲のロゴがはいっていますよね。このリンクは著作権侵害を擁護するものではなく実情を確認するためのものです)

ということで、上海電影集団公司+ハリウッドでYAMATO2520のリメイク&続編製作を見たいと思う方はこちらを相当強くクリックしてください。