映画を作って公開するためには「映倫」の審査が必要です。予告編3本、本編1本の「映倫審査終了証」です。予告編は本編の枝番となっているのがわかります。今となっては、とても大切な資料です。
余談ながら、映倫の名誉会長と記されている高橋誠一郎氏の詳細はこちらをご覧ください。また管理委員長の有光次郎氏の詳細はこちらをご覧ください。芸術に造詣の深いお二人でした。
続いて、西﨑義展氏直筆のプロデユーサ-メッセージです。自身の手で映画を作り自身の手でメッセージを発信するのは、なかなか難しいことです。
続いては、謎のベールに包まれていた「さらば宇宙戦艦ヤマト-愛の戦士達-」の制作費(見積書)です。さすがに企業秘密なので数字はお見せ出来ませんが、詳細な見積もり(当然か?)が出されていて、どのようなことが内部で行われていたのかを知る手がかりにもなります。漠然と「制作費○○○億円!」と言われてもピンときませんが、なるほど、この作業にはこれくらいの費用がかかるんだ、とか、1カットのおおよその金額、1つの作業についての金額などを知ることが出来る非常に興味深い資料です。
ところで「さらば」の総制作費っていくらか知ってましたか?※見積書のタイトルは「宇宙戦艦ヤマト」ですが日付を見て頂くと分かりますが「さらば」です。
歴史的価値のあるこれらの資料は、死蔵されるのみ。残念でなりません。