キービジュアルは、やはり「Proud of YAMATO Visual BOOK」から好評を頂きましたヤマト透視図(001-006ページ)です。詳細に描かれた内部は40年近くたった今でも見劣りすることはありません。
2枚目のキービジュアルとなっているスターシャも、色トレースをふんだんに使い未だに色褪せない美しさを誇っています。スターシャというと松本零士氏渾身の1枚を思い浮かべますが、セルも良い味を出しています。
サブビジュアルは、ヤマト発進に合わせて2点を選んでいます。1枚は、霧の中を進む大和と、もう1枚は、ヤマトに乗り込む戦士たちです。
サービスカットとして古代とアナライザーの凛々しい肉体美(?)と、第1作目の女王様対決として根強いファンを獲得しているビーメラ星の女王をセレクトしました。実は、ドメル将軍とビーメラ星の女王が最終選考に残ったのですが、冥王星原生生物よりも人気があるにもかかわらず、メディアへの登場回数の少ない薄幸の女王様に軍配が上がりました。しかも、この狼狽した表情がなんとも言えません。設定資料をみても、それほど顔の表情集があるわけでもないので、これは作画監督の岡迫亘弘氏の独壇場でしょう。第16話「ビーメラ星、地下牢の死刑囚!!」からです。