遅ればせながら「サカサマのパテマ」を鑑賞しました。
良く出来た作品でした。脚本が良く出来ていて、最後まで飽きさせることなく引き込まれていきました。私の部屋はプロジェクターでの大画面で、いつもならこれで満足なんですが、この作品だけは劇場で見ればよかったと思わせるほどでした。
まぁ、ちょっとだけ残念だったのは、敵役の(ムスカに似た)イザムラに行動理由が希薄であったこと(土師さんの演技が際立ちキャラのデザインが優しすぎたのも一因?)、背景画に劇場クォリティーが欲しかったことでしょうかね。
主題歌の美しさと最後のどんでん返し、作品の核をなす「サカサマ」は逸品でした。
ふわぁっと浮いていく感じは、ラピュタを彷彿とさせましたが(空に飛んでく系ですから似てしまうのは仕方ない)パテマとエイジの浮遊感は近年屈指のできでしょう。あの二人がこの先どうなるか心配みたいな感じのラストも良いです。あの惑星はどこ?みたいな謎も余韻を残します。
思わず、この映画はいいよって勧めたくなりました。