ちょっと小耳に挟んだのですが

とある今週発売の男性週刊誌に、とある「タイトルに4桁の数字がついた」映画の特集があり、最後のページに総監督という方のインタビューが掲載されていました。

久々に総監督という方のメッセージ(インタビュー)を読みました。まぁ本の立ち位置からしてあまり期待できるような質問ではなかったとは思います(思いたい)が、その内容(言いたかったことはカットされたかも知れないと良いように解釈しても)に唖然としました。

普通、映画の監督やプロデューサーなら、映画の目指すところ、テーマ等が語られ、ストーリー的に面白いところ、是非、見て貰いたいところ等のウンチクがあると思うのですが、これまた小さな、重箱の隅を突っつくような内容を平然としゃべってました。活字を追っていた目を疑いました。

ええ!?階級章の線が一本足りるとか足りないとか、細かいところを描きました、ってさぁ、もっと違うところがあるんじゃないの?ストーリーは?見所は?テーマは?音楽は?映像は?見せたいところって、ミリタリー的な、しかもアニメーターの自己満足的な描写だけなの?作品の持つ深いところにあるメッセージってないの?1万歩譲ってエンターテインメントにテーマなんていらないよっていうのなら、それなりに、もっと大きなものがあるんじゃないですか?嘘でもいいから、なんか、もっとかっこいいこと言ってよ。小さい子供にせがまれて似顔絵を描いているお父さんのインタビューじゃないんだからさ。

とある「タイトルに4桁の数字がついた」映画を知らない人が、萌えヲタクのアニメか?と思って見に行ったら、あぁやっぱりそうだったんだなんて思われたら悲しいです。元々は、そんな小さな映画じゃなかったんです。映画ですよ。映画。劇場用の映画なんですから。

まぁ、プロデユーサー(監修)を名乗る方が、公式の場で「古臭さを感じる作品ですが」なんて堂々と言ってのけてしまうのですから、全体がそんなもんなのかもしれません。

 

私は、「夢、ロマン、冒険」という言葉が好きでした。