44、45ページ 白色銀河

暗黒の銀河を抜けると、そこにはめくらめく光芒の渦巻く白色銀河広がっていた!という印象的なシーンです。その印象的なシーンをさらに効果的に演出したのが「ワープディメンション」です。ビスタサイズ(1:1.85)からシネスコサイズ(1:2.35)に変わり横幅が広くなります。この演出は凄かったですね(是非とも今度発売されるブルーレイ版では、正確に再現して欲しいです)。
さて、これほど美しい白色銀河もかなり横長の絵で、置き場所に困っているほどですので、本書でも、1ページに1枚の絵というこだわりを捨てて見開きとしました。
印刷所とも打ち合わせをして、見開き時に起きる中央部分の欠落(ページを全開にできなくて見えなくなる部分)がなくなるよう、位置調整を行いました。見開きにすると絵がちゃんとみえない、という事が起きないようにしています。

そして!本書の企画途中から「白色銀河を抜けたところでワープディメンションによりスクリーンが広がったから、それを再現できないか?」というお題が立ち上がり「再現しましょう!」と実行に移すことになりました。
これが本書の隠れたスパイス(知らない友人に自慢できるトピック)です。
最初のページから、ゆっくりと1枚1枚鑑賞していただいている貴方なら、このページを開いたときに目の前が明るくなりませんでしたか?ならなかった、と思った方は、最初の1ページ目「無限に広がる~」からゆっくりと、隅々まで眺めながらこのページまで来てください。
なぜ目の前が開けたのだろう?と思われた貴方のために種明かしをします。
絵を配置したときに、A4というくくりの中で、どうしても収まりが悪く余白が出てしまう絵があります。43ページ目までの余白は「黒く」していますが、44ページ目からは余白が「白」になるのです。
では、もう一度、最初のページからゆっくりとご覧下さい。