このスターシャを見たときの衝撃は未だに忘れられません。モノトーンだと思われていた宇宙が水彩画で滲んでいてホントにロマンチック!スターシャがちょっと艶っぽい!。ジャケット自体が芸術的な出来上がり。「20世紀の白鳥の湖」なんて書いてあるし!ライナーノートは全然アニメしてなくて大人の雰囲気。このライナーノートは、黒だからポテトチップスを食べた手で触ると油がついて光ってしまうし(「Proud of YAMATO Visual Book」のカバーも指紋がベタベタ付きます!)。
私は、このレコードを5枚買いました。レコードを壁に掛けるための専用のフレームを買ってきて部屋に飾っておいたのを思い出します。レコードは、聞きすぎると溝がすり減ってしまいますから、遠い将来もいい音で聞けるようにと大切に保管していました。それから10年後にCDという規格が生まれましたが、やはりジャケットが小さいためか、初めてこのスターシャを見たときのような興奮は覚えませんでした。(レコードは、いまでも聞いています。針を降ろすまでの瞬間が何事にも代え難い行為です。冬は、カートリッジの可動部分が少々硬くなるので、気持ち針圧を上げたりするのもちょっとしたテクです)
「しーきゅーななまるまるいち」「しーえすななまるいちいち」とレコード番号を覚えたのも、この2枚が初めてです。
このスターシャ+ヤマトのジャケットに胸がキュンとした人は多いのではないかと思います。
今回は、描いてある隅から隅まで全部を見ることが出来ると思います。「生きているといいことがあるな」と思わせる至高の一枚だと思います。
ヤマトが描かれていないのも驚きですよね。
余談ながら、ヤマトネタをもう一つ。「永遠に」でポスターとなった、ほぼ正面から見たヤマトですが、セルが2枚になっています。めくってみると、尾翼や主翼、その他ハリネズミのようにとがっている部分が描かれていなくて、なんとも寂しいヤマトになっています。後から足してるんですね。