7月。雪の見る光景

7月。雪の見る光景
サブの絵と下段の絵は、都市帝国戦がメインとなっています。なぜデスラー戦の雪をここに配置したかといえば、デスラー戦以後の雪は、痛みに耐える、力ない、作り笑顔の絵しかないのです(ここまでの微妙な表情の描き分けに敬服いたします!)。佐渡先生が緩和ケアをしなかったのかできなかったのかはわかりませんが、術後で痛みに耐えているシーン、血の気の引いた表情で第一艦橋にくるシーン、被弾の衝撃で転がり落ちるシーン、古代の手を握り息絶え絶えに励ますシーン等々でとてもカレンダーにはできませんでした。カレンダーとは少なくともそれを見ることによって明るい気持ち、落ち着いた気持ちになれるものでなくてはなりません。そこで凛と振る舞う雪のベストショットをここに配置したわけです。
「私が行かなくて誰が負傷者の~」という台詞に込められた秘めた思い。グッと来るものがあります。
元々古代のプランの中には雪の乗艦はなく、負傷者が出た場合は佐渡先生に任せるしか頭になかったようです。行き当たりばったりですね。私の持論は、ヤマトの次期艦長は雪です。明確に先を見通す力を持ち、的確な分析能力に裏付けされた実行力。多くのクルーをまとめる力を持ち合わせているのは、雪だけです。パート1からの数々のエピソードを思い返してみれば、思い当たる節が山ほどあることでしょう。後先考えずに飛び出す古代には、一抹の不安を覚えます。
サブは、波動砲命中を喜ぶ南部と相原です。実際の映像では透過光が右上から入っていました。お二人とも本当にうれしそうです。そして生きて帰ったのもこのお二人です。
下段のしたり顔のズォーダー大帝からは、台詞が浮かんできますね。サーベラーについては、ごめんなさい。